2011.5.8
Golden
格闘技ファンにとっては素晴らしい1週間でした。
UFC世界ウェルター級王者GSPの傷つきながらも巧み試合運びによる勝利から始まり、PackmanがMosleyを破った、少し残念な内容ではありましたが、いろんな意味で歴史に残るボクシングの試合で締めくくられました。
上に挙げた試合だけでなく、それらの試合の前座でも、素晴らしい試合がありました。
その中でここで挙げたいのは、Pacquiao vs Mosley戦の前座となった、
WBOスーパーバンタム級タイトルマッチArce vs Vazquez戦です。
Jorge Arceはこの試合で、あのボクシング王国メキシコで初めての4階級制覇したファイターとなりました。
その歴史的な結果も素晴らしいのですが、何よりもその内容、というより、Arceのボクシングスタイル。
圧巻です。
男として!
彼は打つために打たれに行くんです…
それも、僕みたいなど素人が見たって、信じられないくらいの「捨て身」で。
だからこの試合も、彼がVazquezをTKOした12Rdまでは、正直だれもが彼が負けるのだと感じて観ていたはずです。
だけれども彼のボクシングスタイルが、彼の「男気」が、奇跡的な勝利を呼び込みました。
僕は格闘家全てを尊敬しています。
練習がもれなくつらくて、しかも「痛い」んです。勝ったって「痛い」んです。そんなこと僕にはできません。
だから彼らは、殴られないように、結果痛みを伴っても勝てるように、試合の対策を練るようなんですが…
このArceは、勝つためなら、敵を倒すためなら、とにかく前に出るんです。
その結果、世界中のどのボクサーよりも大きな鼻を誇るほど打たれてしまう「スタイル」を作り上げたんです。
そんなんだから、母国メキシコではコメディー番組に出るほどのの人気者らしいのですが、
でもそれって凄すぎません?
「男」ですよね!
しかもその結果、あのボクサーの代名詞ともいえるメキシコ人で初めての4階級制覇!!!
かっこよすぎる!
素晴らしい…
男
Jorge Arce!!!!!!!