2012.11.8
指導できることを指導すればいい
できないことは指導する必要ないんです。
これに関しては、自分ができないことを人に教えようとするのは論外ですので、もはやその話をしようとしているのではありません。
今回提言したいのは、例えば、まだその運動選手がその運動を安全に行うための体の準備ができていないとか、安全にその運動を行うための器具がないとか、そういうことです。
ウェイトリフティング(オリンピックスタイルリフティング)なんかがその最たるものなんです。
特に無理やり教える必要ないのに、それを教えて行わせるのが最終目的のように指導してしまう指導者が増えてしまっています。
確かに、近年はこれをできるようになることがS&C指導者のステイタスのように扱われているので、できるようになったら教えてみたいという気持ちもわかります。
また、うちの施設のようにウェイトリフティングを実施できる施設自体が希少なもんだから、なんだかデザイナーズブランドのバッグのように嗜好品的な扱いも受けています。
ただ、その一歩先を見据えると、諸々の理由があってできないのであるならば特にやらなくてもいいものなんだと気付けます。
代用が可能だからです。
でも、できるようになったから教えたいんだい!
という気持ちも本当にわかりますが、別の方法でも同様の結果を生み出せる人材こそプロですよ。
何よりも、自分のエゴのために選手が怪我したら元も子もないじゃないですか。
じゃあ、代用ってなんだよ?!
って疑問を持つ人、
いくつか代用となるものを自分で考えてから連絡してきたら一緒に討論・アドバイスさせていただきます。
プロだったら頭使ってちょうだい。