2014.11.6

All or None Law

表題とは、英語のWikipediaで説明されていることをそのまま載せると、
”The all-or-none law is the principle that the strength by which a nerve or muscle fiber responds to a stimulus is independent of the strength of the stimulus. If the stimulus exceeds the threshold potential, the nerve or muscle fiber will give a complete response; otherwise, there is no response.”
これに賛同できるならば、今回僕が書く記事での説明自体がいらないくらいなのですが、一応自分として分かりやすいレベルで、今まで賛同していただけなかった人にも伝えたいと思って、今回の記事を書きます。

現時点で多くの体の専門家が信じている、”体の深いところにある小さな筋肉は、軽い重りを使った動作でなければ活動を起こさない”、という理屈は完全にマユツバものだと思ってます。

今僕左肩が痛いんです。といっても、スナッチをしたりベンチをしても痛みは小さくて、オーバーヘッドプレスや、親指を下に向けてABdの動作をすると確実に痛みを感じてます。つまり、ローテーターカフのABd機能のある筋肉に損傷があると思うんです。ただ、強い痛みを感じるのは比較的重い重りを使った動作であって、軽い重りでの動作では痛みは小さいんです。つまり、重い重りを持っても、その損傷個所を持つ小さな筋肉群は活動しているし、むしろ、重いものを持った方が活動の度合いは大きいんです。
だから、オーバーヘッドでの投球動作やアタック動作を原因とする肩の障害を防ぐための小さな負荷しか作り出せないチューブでのクチュクチュ運動も、実はローテーターカフをめがけた運動ではなく、それ以外のInt.RtやExt.RtおよびABd機能を持つ大きな筋肉群により強く(または同等に)働きかけるのではないかと思ってしまうんです。だから、小さな筋肉群よりも強い筋力を持つ大きな筋肉群だけではその重りの負荷への抵抗が困難なときに、より高い度合いの小さな筋肉群の活動が見られるのではないだろうかって思うんです。だからこそ、重い重りでオーバーヘッドプレスをやると、その動作が完成できないほどの痛みをその小さな筋肉群が生み出すと思うんです。

というか、むしろそうだ。そうに決まってる・・・

p.s.
しかも、その”クチュクチュ”程度の筋力を挙げたところで、”全身使っておいて勢いをつけておいての腕をブーーーン!!!!!”的な動作を、何度も繰り返し制御できるだけの筋力は育たないので、結局、クチュクチュ運動に重きを置かないのが、今の僕の考えです。

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