2017.1.8

S&C塾での英文論文勉強機会

今週は、現行のS&C塾の3ブロック全てで、英文論文読解に関わる内容を扱いました。

 

第4期のAとCブロックでは、塾のカリキュラムで課題になっている論文3つのうち2つの解説をしました。今回解説した両論文ともS&Cプロフェッショナルが知っておかなければならない基礎的ではありながらも重要な内容が書かれています。塾生には、まずその概要訳とそこから学んだ事を記して提出してもらいます。私はその内容を塾生に解説するのですが、実はその解説が好きなのです。その文献2つの内容は当然のこと、それらが書かれた背景とともに、その時代に懸命に”偽り”を覆すために戦っていたスポーツ科学者たちの熱意こそ、塾生たちに知ってもらいたい内容なのです。今期の塾でも、塾生は強い興味を持って解説を聞いていました。

 

そして長期にわたる実技セミナーが塾に移行したOブロックでは、各塾生が自分で検索して選んだ英文論文の内容を各々が講師となって解説をする形での勉強会を行いました。

1期、2期、3期と同じ発表会をして来ましたが、このOブロックが過去最高の質でした。

まず過去になかった点として、自分が書いた文献の内容を説明する塾生がいました。

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彼以外にも、そこにいた5名の塾生が、自分が選んだ文献の内容を責任を持ってしっかりと解説し、聞き手に回った塾生も、そのクラスメイトの解説を理解するために集中して耳を傾け、それぞれの解説後には複数の質問が必ず出ていました。

解説の質も聞き手の質も、グループ全体で非常に高かったです。

本当に良い時間でした。

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S&Cスペシャリストとして身につけなければならない英文読解能力は、多くの運動指導者が避けて通りたがる険しい道でもあります。実際に少なくない数の人材が、この英文読解の壁を前に挫折をしている姿を見て来ました。

正直、第4期でも全ての塾生がスムーズにこなし切ったとは言い切れません。自分の弱さと甘さを思い知った受講生もいます。中にはどうにか”逃げ切れた”と勘違いしている塾生もいるかもしれません。

ただ、英文論文に相対する機会は、今後より一層増えることでしょう。S&Cに身を置いている限りは避けて通ることはできないのです。

 

“困難に面してどれだけ強く対処するか”

を実践する英論文読解課題は、塾生の内面の強さを図る機会でもあります。

自分が苦手なことや出来ないことを曖昧にしたり逃げ出すようでは、他者に厳しいトレーニングを提供しなければならない人材になどなれません。

 

S&C塾は、様々な方法で「S&Cとはなんたるか」を塾生に紹介する場でもあります。

今回の英文課題を経て、多くの塾生はその意味を理解したような気がします。

S&C塾はまだまだ続きます…

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