2010.7.24
US and A
10日間の出張から帰ってきました。といってもまだ東京の実家ですが。
フロリダ州オーランドでのNSCA Conferenceに始まり、The College of New JerseyのDr. Avery Faigenbaumが関わる子どもとウェイトトレーニングの指導現場を訪ねてきました。
アメリカにおいてS&Cは生まれ、現在までにあの国がここまでスポーツ大国として成り上がってきた背景には、このS&Cの存在が大きくおあります。
ただ、アメリカで行われるコーチング内容全て、そしてアメリカにて成功しているS&Cスペシャリストがみんなすごいかというと、実は全くそうではありません。
何年アメリカに住んでも、何度アメリカに行っても、この考えは変わりません。
確かにすばらしい研究者やコーチはたくさんいます。前述したDr. FaigenbaumやDr. Mike Stone、Dr. William Kreamer、Dr. Loren Chiu、Bob Takanoコーチや今回いらっしゃらなかったDr. John Garhammerなどは素晴らしいS&Cスペシャリストです。ただ、彼らの研究をしっかりと理解し、コーチングへと繋げているコーチはどれだけいるでしょうか?(きっとアメリカにいるスペシャリストのうち30%ぐらいではないかとDr.Faigenbaumに言ったら、いや、20%だろうだろうと言われました。)
アメリカから入ってくる情報を鵜呑みにするのはやめてください。
日本にいるコーチには「脳味噌の中のフィルター」の性能を良くしていただきたい。
我々にはS&C本国アメリカよりも質の高いS&C文化を作り上げるチャンスがあります。それは、いまだに関係する人口が少なく、「自分はすごいコーチ」だと勘違いしているコーチの数自体もまだ少ない今だからこそ可能なのです。
何が一番大事で、何を「偽物」と捉えるかが分からなければ仙台大学に来て下さい。NSCA Head Quarterよりも断然高いレベルのS&Cがそこにはあります。
僕の運動選手は怪我を最小限にとどめ、筋力も柔軟性もパワーアウトプットも向上しています。
そして、これから試合期に入り、最後の最後まで必要とされる選手にしっかりとコートにそしてフィールドに立って、最善のパフォーマンスをさせるのが私の仕事です。
そして僕はそれがすごく得意です。
来週から僕が指導する選手たちの、インシーズン前最後のテスティングが始まります。
彼らがどれだけ筋力をつけ、パワーアウトプットを向上させているかをみるのが今から楽しみです。
ここまで書いてみて自分の「自信過剰」さに少し閉口しますが、これが「自信過剰」ではないことを示さないと、僕の選手に申し訳ないんで、