2011.9.30
「食欲の秋」を科学する
秋には旬のものが多くて、ついつい食べ過ぎてしまう・・・
という方多くいますよね。
ただ、少し考えてみてみれば、どの季節にも旬のものは多種にわたってあって、秋だけが「旬のもの」を多く輩出する季節とはいいがたいんです。
でも
どうしても「食欲」といったら
秋
なんですよね・・・
なぜでしょう?
これは人体の「元に戻ろう」とする性質から来ています。
Homeostasis
というのが専門用語なんですが、一番わかりやすいのが、急激なダイエット後のリバウンドなんかがそうです。
人間は、維持していたものが壊れると、それを元の状態に戻そうという働きを、自動的にかけるんです。
そこで
秋
です。
夏って暑いですよね。
体も熱くなりますよね。
食事すると、体内が消化しようとして働くんで、温かくなりますよね。
さぁ、勘のいい人はここでわかりました?
つまりですよ、
秋になると気温が下がる。
でも体はまだ夏使用になってるから、代謝活動が活発な体を期待している。
だから「食べる」ことで、体の熱量を上げようとする。
だから食欲が上がる。
だから全てがおいしそうに見える。
だから「食欲の秋」。
毎年秋に太る人、
夏をウラんで下さい。