2012.7.16

ダルビッシュ選手、ナイス!

スポーツトレーニングのプロにとって素晴らしいセリフをダルビッシュ選手が社会に対して発してくれました。

「日本の打者は技術が高いし、あとはパワー、スピードがつけば凄いと思う。 そのためにはまず、球団がトレーニングコーチ、トレーナーの立場を強くしてあげる事が大事。」
「なぜならせっかくトレーニングコーチが考えた最先端のコンディショニングメニューも投手コーチの『投手は走りが大事だ。走らせろ』でただ走るだけに変わってしまうから。これはただ選手が潰れるだけ。だからトレーニングコーチ達の立場の向上が重要。」

これにしっかりとした重みを持たすためにも、彼には世界一のピッチャーになってもらうだけでなく、十分に長い健康的な選手生活を送っていただきたい。でないと、結局はまた我々の分野にいらぬしっぺ返しが来て、「走り込み」が正当化されちゃう。

もう一点。
彼がTwitterの中で言及し、よくマスメディアも使う「最先端トレーニング」ってのが不明瞭で苛立たしい。
確かに、科学的事実というのは最新であればあるほど「正しい」のですが、トレーニング方法にもそれが当てはまるかというと必ずしもそうではないんです。なんだかよくわからない代物でもブームとなって流行ってしまう現象が起こる業界ですから、今米国や日本でもてはやされている方法を彼が「最先端」だと呼んでいるのならば・・・です。

まぁなんにせよ、ダルビッシュ選手には感謝しなければならない。
是非彼には、より一層の成長と活躍をしていただきたい。

そして世間のスポーツ・トレーニング・プロフェッショナルの方々、責任を感じ、各自最善を尽くして「正しく」運動指導していきましょう。

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