2012.10.10

解決策

で、前回のブログの後半部分の僕の意見に対して、
「人の意見を求めてるようじゃだめっていうなら、じゃぁどうすればいいっていうのよ?」
と思う人がいると思うので、その解決策として、文献を読むというのはまず最初に挙げられます。
結局人に聞くのは一緒じゃねぇかよ!って気持ちは解るのですが、まぁ先を読んでください。

人に聞くんじゃなくて、かつて専門分野に生きる科学者が疑問に思って、一応は解決した「科学的事実を読む」んです。
確かにその文献を読んで理解するまでには、基礎知識が必要となるので、そのレベルまで上がって行かなければなりませんが、その前提で言うと、文献を読むことが重要です。そして、好きな科学者を見つけるんです。

一番いい文献の見つけ方は、まずは自分が興味持てそうな題名を持つ文献をいくつか見つけ、その内容でなくReferenrceを探るんです。
いくつかある文献が同じ文献をReferenceとしているならば、まずはその文献から読んでみるんです。また、同じ人が何個もReferenceに文献を提供している場合があります。そうしたらその人に興味を持ってみればいいんです。
それの積み重ねです。
なんだったら、昨日今日発表されたジャーナルにある文献よりも、一昔前の文献のほうが面白いし現実味があったりします。

それで、何人か好きな科学者を見つけるんです。

で、その人のところに勉強に行きます。
まぁ、留学です。

そんなの無理だよぉ…
なのはわかっているんです。

それならばメールです。

この文献読みました。この部分勉強になりました。この部分分かりません。
そういうことを書いて連絡をするんです。
だいたいの科学者は大学等の研究機関に所属していますから、探そうと思えば簡単にメール等の連絡先はつかめます。それがつかめなければその研究機関に直接送ればいいんだし。
または、時間と金を作って実際に会いに行くとかね。

とにかくすべてを近場で済まそうと思ったら、まともなS&Cスペシャリストになれません。
世界を対象に、時間をさかのぼって「努力」するんです。

実技はどうするの?
という人。
まずはアナトミーとバイオメカニクスを知りましょう。

もしかしたらそれだけで気の利く人はすべてが解決するかもしれません。

あとは重い物を持ち上げてみましょう。
自分で経験するんです。
あからさまに奨められることではないですが、膝や腰に怪我の一つも持つと、簡単そうに見えてこの動き強度高いのね…、とか、意外と怪我があってもこんなことはできるんじゃない…的なことも理解できます。

まぁ、体に悪いフォームで運動を行っていると、ほっといても怪我になって返ってくるんで、とにかくそれなりに重い重りを持てるようになるまで自分を鍛えてください。それ自体が経験と技術と知識となります。

基礎的知識を持って、科学者からさらに進んだ基礎と応用を学んで、それをもとに文体の知識から実技としての知識へと進化させればいいんです。

本当に面倒くさいですよ。
でも、やるんです。

ただね朗報としては、スポーツ・パフォーマンスを向上させるために研究されて発表された文献って結構同じで、最終的に同じ文献にぶつかるということが多いんで、「基礎中の基礎」は探すの結構簡単です。そこまで「あぁ、なるほど!この文献チョー大事!!」レベルの文献に当たるのって稀です。必ず探せます。
近年の文献の内容はそれらの「歴史的価値を持つ文献」の枝分かれの枝分かれ的な文献なので、とにかく一昔前の文献から読みだすべきというのはそういう意味からです。

実技は基礎知識と経験です。これにつきます。

3年もあれば、今の自分のレベルを鼻で笑えるレベルに達することって可能ですよ。

なんだったら仙台大学に足を運んでください。
「ナンボのもんじゃい!」根性も随時受け付けてます!

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