2016.2.16
プロとして「動き」を見ること
ちょっと前にS&C塾生に「どうしたらそのように動作エラーに気付けるのか?」と聞かれたので「天才だからです」と答えたところ「いやマジで、どうすればいいんですか!」と少しキレられました^^。指導者としては確かにそれだけじゃ理由が足りないですね・・・。ただ、「動作を見る」能力が僕のS&Cスペシャリストとしてのスペシャリティーの1つなのは確かですが、動作への深い理解が根底にあるのも事実です。
塾でも、運動動作を他者の体に指導するための訓練が繰り返されます。その中で僕が言うのは、「正しいフォームの説明は簡潔でいい。エラー動作の説明の中で、その動作がなぜエラーなのかを超明確に説明できるようになれば、正しいフォームの理由も同時に明確化する」ということです。
まずは、なぜそのフォームが正しいのか、なぜ他のフォームでは正しいとされないのかを深く自分に問うところから始まります。そして指導時にフォームエラーが起きた時に、なぜそのエラーが起きたのか、を常に考えます。そういう過程と指導を繰り返してきた結果が今の僕の運動動作への深い理解と、「人の体の動きを見る目」を作り上げたのだと思います。
僕が塾でどれだけ細かく「なぜ」を探求しているかは、こことここをお読みいただいて、塾修了生の声を聞いていただくとご理解いただけます。
「なぜ」を理解するからこそ、必要に応じた的確な指導ができます。そして、ウェイト時の動作を理解すると、走る・跳ぶ・方向転換する・投げる・蹴る等の動作へも理解が深まります。そしてよりS&C指導者としての質も高まります。
ご興味のある方は、一度GS Performanceの指導を受けにきてください。加賀の「細かさ」を経験いただけます。