2018.11.21
財布にも責務を与える
私、財布に関してはそれなりのこだわりがあります。
・それなりにいいものを使う
・きれいに使う
・常にそれなりの金額を入れておく
・お札を入れる際は肖像画の頭の方が奥に入るように入れる
・数年おきに買い替える
・買い換えたら、それまで使っていた財布は自分より若い人に譲る
これらは、自分が今まで先輩たちから聞いてきたセリフからなんとなく創り上げられた決まり事です。
やっぱりお金はあるに越したことはないし、自分の潜在能力が許す限りのお金持ちになりたい。
そういう希望や欲を達成するために、努力の向こう側にある何かにすがるための縁起担ぎです。
それなりにいいものを使うのは、見栄なのかもしれないです。でもやっぱり、「お金さん」に対するリスペクトから、彼らにそれなりにいい”シェルター”に入っていただきたいからです。
きれいに使うのも同じ理由です。ただこのリスペクトは、「お金さん」だけでなく「財布さん」にも向いています。
財布にそれなりの金額を常に入れておくのは、「財布さん」にも常にその責任と緊張感を感じていてほしいからです。
お札に描かれた方々の顔を財布の奥に向けて入れるのは、彼らにやすやすと出て行ってもらっては困るので、出難くしたいからです。そして彼らが出ていくのを決めるのは私の意志による時だけにしてほしいからです。
数年おきに買い替えるのは、「財布さん」は私から常に責任重大な任務を課されているので、人生の時期ごとにその重要任務から解放してあげたいからです。
そしてその任務を解任した後は、私よりももっと明るい将来が待ち構えている若者に、そのオーナーになってもらい、財布としての第二の人生をより楽しんでもらいたい。そうすることにより、私にもその「財布さん」の幸福の恩恵が返ってくると信じている、という身勝手な期待もあります。
そういった理由で、私なりに勝手に意味をつけて縁起担ぎを続けています。
先日財布を買い換えました。
先代の財布にはロケットのワッペンがついていました。The Home of GS Performanceをオープンするにあたり、商売としての「ロケットスタート」を願い、この財布を選びました。
おかげさまで、今でもそれなりの商売を続けられていますので、この財布には本当に感謝しています。
The Homeはオープンからもう3年目に入り、この財布には重要任務を十二分に果たしてもらいました。
そろそろ、私よりも将来有望な若い人の人生に関わり、私に与えてくれた幸福よりもより大きい幸福を与える楽しい任務に就いてもいい時期です。
今私は、この財布の次のオーナーを探しているところです。
今までも私の財布は、ドラフトにかかった野球選手や、ジムをオープンさせた若きビジネスマン等々、将来有望の若者たちにわたっていきました。
出来れば、私がThe Homeをオープンした時のように、新しいチャレンジに臨む「ロケットスタート」を願っている子に渡したいです。
今年もあと少しで終わります。
確定申告のために、領収書をまとめないと・・・(^^;)