2018.6.18

「合同 どう思いますか?タイム」参加者からのフィードバック

以前からこちらで、GS Performanceで日頃から指導に取り入れている運動種目の練習方法を説明するシリーズをやっていまして、先日その購読者を対象としたセミナーを開催いたしました。

 

事前にこちらで指定した運動を購読しそして自主練習していただくという条件の下でのセミナーだったので、セミナー中に実技デモ・説明等はせず、ただひたすら5名の参加者がローテーションで指定された運動を試技し、時間がきたら次の運動の試技に入り・・・という形で、2時間で計9種目を参加者が指定された順序で交代しながら実施し、各者の試技に対して私がフィードバックを出すという形での、「ノン・ストップ・徹底的実技指導セミナー」となりました。

GS Performanceとしても、今までやったことのない構成のセミナーでしたが、参加者が5名だったことはかなりセミナーの質向上を助けたのではないかという感想を持っています。というのも、まず5名ですと、単純計算でもwork:rest ratioが1:4となります。そしてその十分な休憩時間にあたる他の参加者の試技中に、自身が受けたフィードバックを再確認しつつ次の試技のための心身にわたる準備ができるのです。しかも、他の指導者に向けた私のフィードバックを見聞きすることにより、その運動中に起こる多種多様なエラーやそれらに対する私からのキューイングが確認できるので、その場での詳細な説明とデモ等はないセミナーながら、事前に自己練習を重ねてきていただいた経験も手伝い、実はそれらの運動の意味・効果は実質的かつ詳細に知ることができるという、参加者にとってかなり濃い内容の2時間でなったと自負しています。
また、視覚から入る情報のみを利用した自主練習を経験なさった参加者だからこそ、直接的な運動指導の重要性を強く実感していただけたと思います。

 

昨今のSNSの発達による情報伝達量そしてスピードの向上は、S&Cを含む運動指導の分野でも、Twitter上に”カリスマ”を存在させつつ、また彼らに”同感(「いいね」)する”ことで自身の発展につながる、悪く言えば”錯覚させる”結果を生んでいます。
全身運動の実技に関する情報で、その動作パターンが複雑であればあるほど、視覚から入る情報のみで理解を図ることは至難の技となります。自身で運動紹介シリーズをブログ的にしかも有料で発表している以上矛盾も発生しますが、やはり視覚のみで提供できる情報量と質には上限があります。
インターネット上での情報交換・伝達は非常に便利です。本当に時代に感謝です。しかしながら、文面だけで専門的知識または専門的”的”知識を世に発信しつつ、SNS上のみならず生身の自身の存在を業界の中で高めることができるようになったこの時代だからこそ(当然GS Performance加賀もその恩恵をしっかりと受けていることは重々自覚しています)、参加者の皆さんには、実技指導においての直接指導の重要性を痛感していただきたかったという背景がこのセミナー開催の裏にはあります。

参加者の皆さんのフィードバックを読んでみると、その意図は確実に伝わり、多くを学び感じ取っていただけたと安心しています。

以下が参加者の皆さんからのフィードバックです。(順不同)

 

H.T.さん:

noteの運動紹介文を読み、自分なりにトレーニングを実施していたつもりだが、自己流になっているものや意識が出来ていない部分が明確になりました。
これは、セミナーに参加させて頂いたからこそ気づけた事だと思っております。
もしこのままトレーニングを実施していたら、怪我をしたり、自分が狙っている個所に効かすことの出来ない、効率が悪いトレーニングになっていたと思います。
このセミナーはチェックだけではなく、トレ ーニング中の空気感・他の人が実施している際に出すキューイング・クライアントを見る立ち位置 なんかも学ぶことができとても有意義なセミナーでした。
また、どう思いますか?タイムの開催があるならば参加させて頂きたいです。

 

 

S.D.さん:

私は今までやってきたスポーツ、トレーニングなどでも指導を受けた後、その動作が出来るまでに時間がかかるタイプだと思っています。
その点、トレーニング種目紹介ページにより事前学習が出来た今回のセミナーは私にとってとても受講しやすい形式でした。
また分かってはいたのですがGSパフォーマンスのトレーニングフォームに対する厳密さは自分のトレーニング、また指導をする際にも、とても参考になりました。
今までもフォームを気にはしていたのですが、重量をあげる事に体力の7割以上を費やしていた気がします。しかし、今回指導していただいたフォームで行う為にはフォームの維持に体力の7割以上を使い、残りで持ちあげるような意識が必要でした。
そして今回、かなり軽い重量で行ったにもかかわらず、普段感じられない部分にしっかりと疲労が残り文章だけで習得する限界を感じました。
最後に、この価格ではかなり難しいとは思いますが軽い質疑応答なども設けて頂けると嬉しいです。

 

 

T.Y.さん:

参加目的
「GS Performanceの運動紹介」で紹介されている運動が正しく出来ているかの確認
GS Performanceによる指導の体験

受講内容
「GS Performanceの運動紹介」で紹介されている運動を行い、加賀コーチよりフィードバックを受ける。
各種運動を10分~15分程度の時間で区切り、時間内で受講者が順番に指導を受ける。
各種運動でだいたい3周くらい順番が回ってくる。
順番を待っている間は、フードバックを復習したり、他の受講者が受けている指導を聞いたりしていた。

感想
文字や動画だけで正しいフォームで運動を行うのはなかなか難しいと感じた。
各種運動が正しいフォームで出来ているのか、出来ていないのなら、なぜ出来ないのか。
やり方が違う、考え方が違う、筋力、柔軟性が足りていないなど。
直接指導を受け、フィードバックをもらうことによって「GSperformanceの運動紹介」が何倍もの価値になると感じた。

「GS Performanceの運動紹介」の掲載が始まってから、紹介文と動画を参考に自主トレを行ってきたが、各種運動の意図する動きが出来ていない、つまり時間の無駄だったといっても過言ではないと思う。繰り返しになるが、直接指導、フィードバックを受けることの重要性を強く感じることが出来た。

 

 

K.T.さん

一人で指導を受けるよりもキューを整理する時間があったので、私としてはやりやすい部分もありました。
携帯のカメラが破損していたため私は動画を撮影することができなかったのですが、自分の運動を撮影しその都度確認できるという点はよかったと思います。
また、他の参加者の運動とそれに対するキューを見ることができ、運動の理解がより深まったと感じました。
一点気になったのは、HPでの告知だけでは当日の進行の仕方が把握できなかったので、その点についてアナウンスがあるとセミナーの内容が把握しやすく、他の方も参加しやすくなったのかなと思います。

 

 

以上が、セミナーに参加していただいた方からのお声でした。

 

ありがたいことに、この中の2名の方から、継続的に直接指導を受けたい、という要望をいただき、今週からパーソナルトレーニングに移行いたします。そしてその直接指導の中で、より深くそして明確に、運動紹介シリーズにある内容を理解していただく過程を経験していただけると思います。私もその目的が達成できるように懸命に励みます。

 

 

*****

近日中に、また「合同 どう思いますか?タイム」セミナーは開催いたします。そして多くの方にそのセミナーに参加していただき、より深い理解につながるきっかけにしていただきたいと思っています。

また「どう思いますか?タイム」という指導スタイルは常に存在していますので、ご興味のある方はいつでもご連絡ください。もし今回のセミナーで事前に指定した運動種目の指導をご要望いただく方で4名以上のグループでのお申し込みでしたら、60分の金額である¥5,400(税込)/人で120分指導させていただきます。

< >

CONTACT

GS Performance
〒135-0034 
東京都江東区永代2-28-3
Email: info@gsperformance.tokyo
TEL: 03-5809-8148
お問い合わせフォームはこちら