2012.5.25

重いのを速く

なんだか、ウェイトリフティングの本質を忘れている方が多いようです。

ウェイトリフティングは重りを挙げるから、「ウェイト」「リフティング」なんです。
卵が先か、ニワトリが先か
とかいうレベルではないくらいに、重りを上げることが大事なんです。

効率的かつ効果的に重りを上げるためには、それ相当のフォームがあるわけで、基礎的なことに関しては、指導者も事前に教える必要はあります。
ただ最終的には、重い重りを上げるためのフォームを知ることこそが重要になるのです。

ウェイトリフティングは柔道と違って、「型」が大きく関係する昇段試験なんてないんですよ。
むしろ、「推奨された型」だけをやっていたって、「本質に基づく型」にはたどり着けないもんです。

とにかく、
ウェイトリフティングにおいては、絶対に「正しいフォーム」ありきの、「重い重り」ではありません。

実際に、僕もフォームはある程度重い重りを上げることで、自分で発見し、改良を重ねました。
より重い重りを上げようとするから、ほんの少しの体の使い方の違いが大事になるわけで、だからこそより効果的な方法を体で感じて、それをテクニックとして手に入れることができるんです。
推奨されているフォームばかり気にしていては、自分の限界を知ることはできないし、ましてや軽い重りで「型」の練習ばかりをしていては、実質的に役立つテクニックを手に入れることはできません。
そして指導者としても、その経験があるから、2.5㎏の差を埋めるためのフォームの指導ができるようになるのです。

まずは、基本的な筋肉を体に身に着け、そして実際にウェイトリフティングを開始し、徐々に自分の身体能力にチャレンジをして、その中からフォームを取り入れたほうがいいと思うんですけど…

どうもこの国の人は生真面目で、まず推奨されるフォームが気になってしょうがないようです…

モットーは
「より重いものをより速く」
です。

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