2012.9.10

腰痛には腹筋!!!! …..?!!!

ここ最近偶然こういうセリフを頻繁に聞いたので、真っ向から否定にかかろうと思います。

まずは否定すると言っててなんですが、肯定から。
まずは、腹筋運動をすると腰も曲げ伸ばすことにつながり(ここで「どういうこと?!」って思う人は別にこの先読む必要ありません)、結果、腰・背中の血流量が上昇し、体温が上がり、局部・患部の関節・筋肉内の粘性が減る。結果、初動作時に発生する痛みを抑える効果につながる。
もう一つは、腹筋をすることで腰をサポートするインナーマッスルの強化につながり、結果腰痛の解消につながる…なぁんてこたぁねぇよ!

誰がどこで言い出したのか知らないけれど、腰痛に腹筋は効率が悪い。
腰痛解消としての腹筋の効果は一つ目に挙げたものだけ。
逆に真っ先に腹筋を鍛えて背筋をほっておくことで腰痛は悪化します。
何よりも、腹筋が腰をサポートするか?!
するならどうサポートするってのよ?
そう真剣に信じている奴が「健康」にかかわる仕事を堂々としていることが理解できない。

真逆でしょう…
腹筋は腰をサポートせず、腰を伸ばす働きをする筋力しかつけない。
「腰を伸ばすなら腰にいいんじゃないか!」と思ってる素人は、一生腹筋やってればいい。そういう人にまで何か説明する時間がもったいない。

前腕二頭筋を強くするために三頭筋を鍛える?
これで理解してちょうだい。

腰痛の解消には腰・背中の筋力向上を図る運動をすること。
それよりも大事なのは、ハムストリングや臀筋などの「腰を下からしっかりサポートしている筋肉群」に柔軟性と筋力をつけること。
で、意外とそれを目的に運動すれば腰回りにもしっかり筋力がつく結果となります(ちゃんとした運動指導者に教わってやれば)。
それら運動をしっかりやっているという前提で腹筋運動をサポート運動として足せばいいんです。

じゃあ、そういう運動はどうやってやるのか?
と疑問に思う人は、そういう質問をして実際にしっかり教えることができるプロフェッショナルを探してください。
見つからなければしっかり時間を取ったうえで仙台大学に来てください。一から教えてあげます。

できればもう二度と僕の周りで
「腰が痛いんです。腹筋はやってたんですけど…」ってぇのは聞きたくない。

断っておきますが、この文章内の強い言い回しは、今まで腰痛持ちに腹筋を無責任に勧めていたド素人のみに向かっております。
健康促進業界においてプロとして働いていない人は、「あぁ、そうなんだぁ」というスタンスでいてください。別にあなたたちに私の怒りは向いておりません。
以上。

< >

CONTACT

GS Performance
〒135-0034 
東京都江東区永代2-28-3
Email: info@gsperformance.tokyo
TEL: 03-5809-8148
お問い合わせフォームはこちら