2017.3.10

塾はつらいよ

第4期S&C塾は最終月に入り、運動の理論のツメを行っています。

 

今まで自分の体で感じ、私の指導を通して覚えた「フォームの背景にある理屈」を、自身の脳みそと体を通して他者にアウトプットする作業が続いています。

 

難しい作業です。
体も頭もフル活用しなければいけません。

 

この作業があるからこそ、塾開始以来提供されるトレーニングプログラムに沿って自己鍛錬に勤しんでいたのだし、この作業のために「考える」という作業も事前に多くの課題を通して行ってきました。

 

この作業こそ、この塾の真骨頂です。

 

私もその塾の指導者として、事細かな点を指摘しつつ「本来S&C指導者はこのくらい真剣に事細かく運動に関して考え、そして答えを導き出すものなのだ」という事実を魅せつけているし、その人の100%かそれ以上を引き出すための指示をだし叱咤激励を行っています。

「運動指導者の成長は運動指導者のためではない」

「できないことで迷惑をこうむるのは自分ではない。あなたの指導を受けなければならない運動選手たちだ」

口を酸っぱくして、幾度となくこれらのセリフを吐きます。

本当にそうなのです。運動指導者は、いくら自身の運動指導者としての能力を伸ばそうと給料が上がるわけでもないし、生活にゆとりが出るわけでもないし、運動指導者として社会的地位が上がるわけでもない。

 

それでも自身を成長させるのは指導対象者のためです。

 

その事実に真っ向から向き合い、自身にしっかりとした自信が持てる運動指導者になるための努力をする覚悟が必要となります。

 

うまくいかなかったり不得意なことをやらなければならないときに、課題の答えよりも言い訳を考えたり、そこから目を背けたり、どうにか逃げようとしたり、その困難を与えようとする人物を責めたりと、人間は自己防衛行動をとります。

でも、その瞬間自己防衛に成功しても(したと思っても)、将来指導することとなる運動選手たちは一切得をしません。その逆です。

 

自身の継続学習に誰よりも懸命に取り組んでいらっしゃる、大ベテランのトレーナーもいらっしゃいます。

その方のブログ記事もいくつか載せておきます。

その1

その2

 

 

人は困難にぶち当たったときに、その人が持つ本質を露呈します。

 

「疾風に勁草を知る」

 

まさにこの言葉に尽きます。

第4期S&C塾は佳境を迎えています!

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