2016.8.25

GS Performance S&C塾 第3期塾生からのフィードバック

この第3期では、お世話になっているUniversal Strengthに所属されている方が複数名参加なされたことで、彼らの同僚という立場から指導者という立場になり、初期段階では少し違和感を覚えながらのスタートとなりました。また塾序盤で、ウェイトトレーニング初心者であるがゆえにまだ肉体面と知識面で他の塾生に大きく遅れをとる方2名を他の実技セミナーに移行させたりと、興味深いできごとや新しい試みに満ちた塾となりました。

その時点ですでにプロの運動指導者であった方々にとって、その職業においての自身の長所と短所を確認し、その向上や改善にあたる作業は、困難でありつつも面白い作業になったようです。また、これから運動指導のプロとして活躍する志を持つ参加者にとっては、この塾で経験し学んだことや、出会った仲間たちの存在が、今後の大きな糧となったと信じています。

この塾を修了したことにより、受講者の皆さんは自身の運動指導者としての知識や技術に大きな自信をつけることができたと思います。また同時に、クライアントや指導する運動選手のためにまだまだこれからも成長しなければならないという大きな気づきを得たようです。

運動指導者の成長に終わりはありません。今後も「仲間」として、常に切磋琢磨をして共に成長していきましょう!

 

第3期S&C塾修了生からの1.フィードバック & 2.未来の受講生へのアドバイス

姉崎 伸 氏
所属:帝京大学4年
1.
塾受講以前も自分でトレーニングはしていたが、自分のトレーニングに対する理解があまりにも漠然としていたことを塾の初期段階で思い知らされた。トレーニング時のフォームをなぜそうする必要があるのか?起こったエラーがどのようなものなのか?改善するにはどうするのか?といった『なぜ?』の部分を、まず自分で考えたのち、加賀さんのお話を聴くことで、種目とエラーへの理解が深まり、エクササイズを選択する際の曖昧な部分がなくなった。また、塾中に行われたプログラムには一切曖昧な部分がなく、実施順番にわたるまでその全てに理由があり、Rev.Lunge,RDL,DL,SQ系の種目を通して、Posterior Chainの筋力・柔軟性が向上し、特に臀部を使うことの重要性を理解することができた。
塾中に加賀さんがおっしゃった、「S&Cコーチは辛いことをやらせるのが仕事だから、我々はやらせる辛いことに意味を持たせるために知識が必要で、トレーニングを実践しなければならない」という言葉は、今後S&Cプロフェッショナルを目指す自分にとって、非常に重要な言葉となった。
2.
お金や時間や仕事の都合で受講をためらっている方もいらっしゃると思いますが、私はリターンの方が圧倒的に大きかったと思っています。また今回大学生で受けていたのは私だけでしたが、今後運動指導者を目指すのであれば、学生のうちにこそ受けておくべき内容だと感じました。

 

吉澤 鉄也 氏
1.
今回この塾に参加をさせていただき、S&Cとは何かを学びました。
特に知識・技術において徹底的な「何故?」を追求することを学び、全てにおいて理由があり、その理由を理解していないと本当の意味でその知識・技術は生かせないことを学びました。自分の指導際は、わかっているつもりで指導をし、徹底的に何故を追い求めず、いかに自分の指導が弱く、浅はかかがわかりました。この塾中から、既に自分自身の指導も変わり、よりわかりやすく、徹底的な何故を考えながら指導、説明をするように少しずつ変化していったと思います。
どの様にして自分の知識・技術を今後改善・向上していくかを数多く学ばさせていただいたので、それをしっかりと活かして、胸を張って運動指導者ですと堂々と言えるように、精進していきたいです。4か月間ありがとうございました。
2.
運動指導をする全員の方に参加することをお勧めします。どんな指導をするにしろ、指導の仕方は変わらないはずです。参加することでより指導の仕方が明確になります。
特にS&Cコーチとして現在活動している方、今後S&Cコーチになりたい方は是非参加して下さい。S&Cを学べる数少ない場所であることは間違いないです。
受講中は、どんなことも聞き逃さず一字一句メモをすることをお勧めします。既に指導をされている方、今後指導をさせる方にとってメモしたことは自分の財産になるはずです。

 

木村 繁 氏
所属:合同会社ユニバーサルストレングス
1.
これまでも、クライアントである一般の方やアスリートに対して、なぜそのエクササイズやプログラムを提供するのかをもちろん考えていましたが、理由や背景、伝え方に関して意識すべきことの精度が格段に高まりました。それは、塾の間に、各エクササイズのことを本当によく考察し、調査し、それをアウトプット(発表)することを繰り返す経験を積めたからです。これは指導者として常に能動的に実践すべきことではありますが、受け身の立場で、提示されたことにきちんと取り組む環境も能力向上には必要です。ここまで濃密にその場を提供いただける環境はほかにはないと思います。
また、実技的な部分に関しても、プログラムが提供され、それがどのような目的で提示されているのかを考えながら取り組むことで、自身の身体が変化していく過程を実感しながら、理解することができました。必要な筋群に筋力が備わっていくとどのように動きが変わり、表現されるのかを実感しておくことは、指導者として同様のプログラムを提供する上で必須のことです。
S&C塾に参加したことにより、自分の足りない点を明確に理解することができましたが、その中にはこれから自分で努力して改善していかなければならないものもたくさんあります。ある意味、再度スタートラインに立ったつもりで補っていきたいと思っています。
2.
スポーツ選手は、相手よりもより効率的に、貪欲に、上を目指す行動と精神を養うことが必要ですが、それはS&C指導者にも同じことが言えます。塾にただ受動的に参加するのではなく、加賀さんの意図することを察知し、先回りし、課題への準備や練習を実践すると、大変価値のある経験になるとともに、能力向上につながると思います。

 

皿井 宏幸 氏
1.
実際に自分の身体に起きた変化は、これまで正しく鍛えることができていなかった臀部の筋力が向上したことです。フォームというのは、目的とする筋群をめがけて鍛えること、そのフォームを構成するためには筋力と柔軟性が必要であること、そのためには段階的に筋力と柔軟性を獲得することを自分の身体で経験することができました。また、加賀さんのプログラムを実施することによってスクワットやデッドリフトで健康的に高重量を扱ってトレーニングすることができるようになりました。
知識の面では、「なぜ」このフォームで運動を行わせるかについて考えるようになりました。他人に運動を行わせるからにはその運動についての知識を持っていなければならず、その理由を考えるようになりました。そのおかげで運動についての理解が深まるとともにデモンストレーションで人に伝わりやすく話をすることができるようになったと思います。また、他の受講者と一緒にトレーニングできたことは自分にとって有益なものとなりました。自分の身体だけでなく他の受講者の運動を見ることによってどこの筋力や柔軟性が欠けているのかを考えることができました。
また、加賀さんのS&Cとして、指導対象者のために、どうあるべきかという考え方は自分にとって目指すべき目標であり今後も常に学ぶ姿勢を大切にしたいと思いました。
2.
私はS&Cの指導者を目指したいと思ってすぐにこの塾を受講しました。経験も少ない状態でしたが初めの段階で受けられたことが、今後指導の糧となると確信しています。なので、S&Cとしてまだ自信のない人こそ受けるべきだと思いました。

 

桜井 秀和 氏
1.
塾を受講した結果、各エクササイズ種目に対する知識・理解が大幅に深まりました。一つ一つの種目に対し、何故そのフォームで行うのか、明確な理論で説明し、自身の身体に落とし込む、そして、初心者にも解りやすく伝える、この作業の奥深さを学びました。また、各動作に対する細やかなチェックから、その種目が引き出す結果を見据え、その後のプログラムへ繋げる流れ、全てが参考になりました。

 

武藤 雅人 氏
1.
4ヶ月前より確実に動作や目的を理解した上で簡潔に説明ができ、それに合わせたデモンストレーションができるようになったと思います。また、英文を含めた文献の重要性を知ることができ、今後どのような方法で情報を得ればよいのかなどS&Cの分野で学ぶべきことの道筋を明確にすることができました。他の指導者とプログラムや情報を共有することで、自身の得手不得手だけでなく他の指導者のレベルの確認や評価することができた上、指導方法、キューイング、デモンストレーションなどの曖昧だった部分が少しずつクリアーになっていくのが実感できました。長年、自身のスタイルでやってきたので、こうように学び客観的に評価される機会が少なくなっているのが現状でしたので、私はとても重要で価値のある4ヶ月だったと思っています。
2.
前半から中盤まで、自身のスタイルや癖があったため理解できていない部分がありましたが後半にかかると色々なことが繋がり理解を深めていけたと思います。上手くできないこともあると思いますが、しっかりとプログラムと課題をこなせるような行動をすることで、終盤には多くの「気付き」あるのではないかと思います。
 

 

以下2名はインターンコーチとして参加した第2期生
↓↓↓
反町 幸介 氏
1.
私は第2期S&C塾を受講し、今回はインターンコーチとして参加をしました。
第2期修了後、加賀さんの「理の通った指導や実際に自分の体での体験」を通し、私の指導は大きく変わりました。
S&C塾に出会うまでは「新しい理論=優れている」と思い、新しい種目・理論を次々取り入れ指導をしていました。しかし、今現在は流行りものに左右されることなく、科学的な根拠があり、お客様に本当に必要なトレーニングを提供するようになりました。
塾生としての4ヶ月間は頭だけでは無く、体も使ってウエイトトレーニングを 学びました。その過程は、常に「なぜ?」を考え、心身ともに厳しいものでしたが、だからこそ指導の幹となる部分を強くする事が出来ました。
そして、今回インターンコーチとして塾に参加し、以前と違う立場から加賀さんの指導を深く観察し、塾生のフォームの変化を観察する事が出来ました。その中で改めてデモンストレーションの重要性に気付くことが出来ました。
多くのトレーナーは、セミナーで習ったことをそのままクライアントに提供していることが多いと思います。だから、それなりのデモンストレーションしか見せられず、言ってる事とやってる事との間にギャップが生じます。それでクライアントは混乱し、フォームの習得に大きな差が出てきます。
美しいデモンストレーションが出来るまでには、その種目を自分自身で十分に実施する過程が必要です。更に、その過程を考えながら行う事で種目への理解も深まり、どの様なエラーが起こるのか、何が原因で起こるのかが明確に分かる様になります。だからこそ適切なキューイングや代替えの種目を出す事が出来るのだと思います。その事を今回の塾を通して改めて感じ、私もまだまだ伸ばしていかないといけない部分だと思います。
そして、この過程は4ヶ月間という塾の期間があるからこそ経験出来ることで、単発のセミナーではまず経験する事が出来ません。
このS&C 塾は運動指導者の幹の部分を太く強くしてくれるセミナーだと思います。高いレベルの運動指導を経験する事で自身の現在地も見えてきます。向上心が高い全ての運動指導者にオススメ出来るセミナーです。
2.
受講前からウエイトトレーニングを継続的にしていくべきだと思います。筋力の問題は短期間でどうにかなるものでは無いので、塾中に得られるものも少なくなってしまいます。
受講中は加賀さんのキューイング・塾生のフォームをとにかく観察する必要があります。そのことで、ウエイトトレーニングへの理解が深まると思います。
受講後も指導における「なぜ?」が消えることはないと思いますが、1つ1つ答えが出るまで、考え、調べることが大切だと思います。

 

鈴木 進介 氏
1.
今回、インターンコーチという立場でS&C塾に携わらせていただき、第2期の塾生の時の立場とはまた違う経験や改善を感じました。知識や技術面では、デモンストレーション能力や他者に物事を伝える能力が改善されたと思います。第2期の塾中でも種目のデモや説明を行うという取り組みをしましたが、第3期の塾にも参加することでより多くの方のデモや説明を目にする機会がありました。その中で良いと思ったものは取り入れ、修正すべきところを発見するという作業ができました。一度学んだことで満足せず、繰り返し学ぶことでより良いデモができたり、人に伝える能力が向上するのだと思いました。また、自身のトレーニングの癖や弱点も再認識しました。以前できていたことができなくなっていたり、正しいフォームで行うことに苦労するという経験をしました。身につけた筋力や技術が失われるのは思っているよりも早いものであり、完全に身につけるまでは非常に時間のかかるものだと思います。こういった経験から継続的に教育を受けることや正しい努力を続けることの重要性を感じることができました。
インターンコーチという立場は今までの塾を受ける立場とは違い、塾生にアドバイスしたりとサポートする立場となります。しかし私は最初、このアドバイスをする・サポートするということがうまくできていませんでした。他者に意見を伝えることに対して物怖じしていたことが原因の一つです。このことは加賀コーチにご指摘いただいたり塾生の方々から質問を受けたりすることで徐々に改善されたかと思います。自分の方が年下であることや相手の立場などを気にしすぎず、物怖じすることなく正しいことを伝えていくことが大切であると思いました。こういった経験から、S&Cコーチとしての立ち振る舞いについても学べたかと思います。
S&C塾で得た経験は今後運動指導をしていくなかでも重要なものばかりでした。現状に満足せず、継続的に自身の能力を高める行動をしなければならないと思いました。このように単に知識や技術を学ぶだけでなく、運動指導者としての今後を真剣に考えるようになれたことが自身に起こった変化の一つだと思います。
2.
第2期終了時にも記載致しましたが、塾の前・中・後を問わず真剣にトレーニングに取り組むことが大切です。塾中は準備する能力や物事を調べる能力をフルに活用すべきです。単に知識や技術を学ぶだけでなく、様々な経験から運動指導者としての自分を見つめなおす良い機会になります。真剣に運動指導を行っている方・行いたい方に是非ともお勧めしたいです。

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