2015.1.26

江戸に帰ります!

4月から東京に活動拠点を移します。

2007年の6月に、当時僕が務めていたLong Beach State UniversityのS&Cルームに仙台大学理事長の朴澤泰治氏が見学に訪れ、その半年後の2008年1月には、誘われるがままに仙台大学トレーニングセンターが僕の活動場所となっていました。
仙台大学では多種多様な角度から日本の専門分野を覗き込み、学ぶことができました。幻滅も失望も経験し、S&C本国の米国からの帰国自体を後悔したこともありました。しかし、僕のトレーニングに懸命に取り組んでくれる選手達の活躍や、S&C指導者になるべく僕の下で学ぶ子達の成長が、僕の日々の原動力となりました。そして僕のS&C専門家としての活躍を期待してくれている朴澤理事長や仲間や家族の支えもあり、本当に有意義にこの7年を仙台で過ごすことができました。4月以降大学に残していかなければならない選手達のことを思うと、懺悔に近い後悔の念と寂しさがあふれて来るのですが、大学の性質上、どこかで必ず中途に置いて行かなければならない学年はあるので、彼らの今後の活躍を心の底から祈り、ここで区切りを打つことにしました。

ただ、今回僕が東京に帰らなければならないと思った理由は、ただただ地元に帰りたい、という思いだけではありません。やはり、東京という場所が持つマンパワーが原因です。
例えば、昨年中に2度東京で講義を受け持たせていただいたのですが、それら講義に対する専門分野の人材の反応の良さには度肝を抜かれました。単純な話、仙台ではまず集まらない数の人材が東京での講義には容易に集まり、講義中の反応も凄まじかった。
「こんなに真剣にS&Cを学ぼうとする人材がいるんじゃん・・・」
と、ただただうれしくなりました。
やはり、日本の中心は東京なんですね。東京で行われることには、地方の人も興味を持つんです。実際、僕の東京での講義には、日本各地から参加者が来てくれました。残念ながら、仙台ではまずそれはありえません。実際の話、福島より南そして岩手より北に住む人が、仙台で行われた僕の講義に集まることはありませんでした。また、仙台で僕の講義の定員が埋まることもありませでした。
また東京には、僕と同じ志を持って専門職に勤しんでいるプロたちもいます。特に彼ら。彼らの近くにいることで、より強い結束力を持って、本来あるべき姿の運動指導を世に普及できるのではないかと思っています。

ただ正直、僕が実際に東京で何をやるのかは未定です。ただ、帰ることを決めただけ、と言って過言ではないです。だから、どうかみなさんお助けを。

今僕が考えているのはこんな感じです。
*運動選手の指導(個人・団体):身体能力を上げるのすごく得意なんです。また、慢性傷害の改善や予防もできます。特に腰、膝、肩は半端なく得意です。個人でも団体でも、僕の指導レベルは変わりませんので、より多くの選手のサポートに携わることができたらと思っています。
*一般の方の指導(個人・団体):体形・体組織改善、趣味スポーツの競技力向上、慢性傷害改善・予防、などができます。ただ、ボディービルディング指導はできないです。
*後進の指導(個人・団体):加賀がどのような運動指導をするのか興味がある方(プロ・アマ含む)を対象に、実際にまずは僕のプログラムを経験していただき、運動とそのプログラム作成のノウハウを指導できればと思っています。当然数か月にわたる指導になるとは思いますが、”本物を学ぶ”というのはそれだけ時間も手間もかかるという事を、本物を目指す人材は知る必要があります。世にある”まがい物”を打ち破るためにも、正しいS&Cを世に広めるためにも、東京のマンパワーを信じて、できる限り多くの後進を育てていきたいと思っています。
*講義の開催:1つ上の項目の延長線上にあるんですけど、やはり実際に僕のプログラムをやるためには、僕が何者かを知らなければならないわけだし、しかも、継続的な指導を受けるためには東京近郊に住んでいる必要もあるし、そんなわけで、まずは講習会を通して、より多くの方を対象に、基礎的な知識や技術を世に広めていきたいな、と思っています。需要があれば、単発ではなく複数回にわたる講義をして、できる限り広く深いところまで指導ができればとも考えています。

僕のブログの読者の方は”本物志向”の方が多いと認識しています。だからこそ、これだけ偉そうにいろいろ言っている僕が、実際にどんだけの人材なのか、という事にも興味があると思います。
選手、競技指導者、S&C専門家、S&C専門家を目指している人、3月からは僕も東京都民になっている予定ですから、ただ会って話をしてみたいという方でも結構ですので、遠慮なくご連絡ください。ここのコメント欄に情報いただければ返信します。また、ブログコメントでは不安な方は僕のemailアドレス(mjyohei@hotmail.com)までどうぞ。

新しいことにチャレンジするのはなかなか不安であり興奮もします。どうぞ皆さんのご要望、ご意見、ご忠告、何でもいいのでお聞かせください。その代わり、本名くらいの情報もいただけない場合は無視します。

よろしくお願いいたします。

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